せっかくの留学生活、自分の理想的な家に住みたいと思いませんか?
たとえば、海沿いの家…
気の合うルームメイトと暮らしたい…
部屋は狭くてもいいから、家賃を抑えたい…
などなど、みなさんそれぞれの理想があると思います。
そんな理想を叶えるには、方法は一つ。
自分で部屋を探すしかありません。
でも、アメリカで理想的な部屋を探すのは日本での理想的な物件探しに比べ、非常に難しい。
それは、探し方が全く異なるから。
今回は自力で理想的な部屋を探したい人に向けて、ルームシェアを探す方を紹介します。
なぜルームシェアなのか?
アメリカに住んでいる留学生のほとんどはルームシェアまたはハウスシェアで生活しています。
理由は、都心部を除き一人暮らし用のアパートはほとんどなく、どの家も大きく一人で住むには高すぎる家賃だから。
またもしアパートのリース契約をする場合、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)が必要になります。多くの留学生はSSNを持っていないので、リース契約をすることができません。
じゃあ、どうやって探したら良いの?
今回ご紹介する4選は、私が実際にルームシェアを決めた方法を含んでいます。
私が試行錯誤して良いと思った点や、注意点をご紹介します。
もし安全な家を簡単に決めたい!という方には学生寮もしくは学生アパートをおすすめします。学生寮、学生アパートのメリットを知りたいという方はこちらをご覧ください↓
一点注意として、この4つのうち3つは個人間でのやりとりとなります。
不動産会社との契約で済む学生寮や学生アパートと違い、注意しなければならない点も数多くあります。
注意点を記載しましたので、それぞれのリスクを考慮しながら慎重にルームシェア探しをしましょう。

Facebookのグループには特定の大学の学生に向けたグループページが多数あり、そのうちの1つとしてルームメイトを探すためのグループページが存在します。
Facebookで「大学名 roommate」などと検索するとたくさんでてきます。私が通っていたUniversity of California, Irvine校(UCI)の場合「UCI roommate」と検索すると10~20個のグループが出てきます。このグループは公開/非公開ともにあります。非公開の場合、グループへ加入する際に大学の学生しか答えがわからないクイズが出題されました。
投稿されている内容は「部屋に空きが出たから新しいルームメイト探してます!」とか「これくらいの予算でプライベートルーム探してます!」というもの。気に入った物件があったらDMをして条件などを聞いたあと、必要があれば内覧をしにいきます。同じ大学に通っている学生同士のやりとりなので安心感がありますよね。
ちなみに内覧は「きょうの午後」とか「あした」っていうのが結構普通です。1週間後とかでも問題はないんですが、人気の物件だと他の人に取られちゃうこともあるので、なるべく早めにアポを取ることをおすすめします。
もし日本にいながらルームシェアを探している場合は、ビデオ通話やスカイプなどでバーチャル内覧をお願いしてみてもいいかもしれません。
ちなみに、部屋の写真がない物件は注意が必要です。もし写真がない場合はDMで間取りを聞いたり写真を送ってほしいとお願いしてみましょう。
最も注意してほしい点は、学生同士のやりとりになることが多いので誰が責任を負うのかをはっきり確認することです。例えば家賃の管理は誰がするのか?、退去時に代わりになるルームメイトを探す必要があるのか?といったことです。
またもしアメリカに来たてで英語がうまく話せない場合、悪どい条件を突きつけられる可能性もあります。もし言葉でなく文字だったら理解できる場合には「大切なことはすべてテキストで伝えて。それ以外は正式な条件じゃないと判断するね」などとあらかじめ伝えておくことが大切です。
とにかく留学生はなめられやすいので注意が必要です!
アメリカの大学生はFacebookを活用する
蛇足ですがアメリカの大学ではFacebookのグループページを活用している人がたくさんいます。ルームメイト探しの他にライドシェア募集、パーティ友達募集、中古テキスト販売や同学年のグループページ…など本当に様々あります。これらをうまく活用するとお得な情報が手に入るので、もしFacebokに登録していない人は今すぐ登録しましょう!
craigslist
craigslistとはアメリカで広く使われている大型掲示板です。craigslistにはルームメイト探しの他に仕事、個人売買、コミュニティ、サービス情報など様々な情報が載っています。
地元のコミュニティサイトなので利用しているほとんどの人がローカル住民です。もし絶対に英語を使う家に住みたい!アメリカ人と住んでみたい!という場合はcraigslistを使ってみることをおすすめします。
craigslistのルームシェア募集ページは
地域のトップページ>「housing」>「rooms/shared」
でたどり着くことができます。
画面左のサイドバーで希望する家の場所や条件、家賃を設定することができます。一点注意なのが家の場所をZip code(郵便番号)で入力する必要があることです。まだ留学先に地の利がない場合、家の場所のイメージがつきにくいかもしれません。
お気に入りの部屋があったらcraigslistを通してのメッセージ、または記載されている連絡先に連絡をとりましょう。アメリカではテキストを使う人が多いので、もし電話番号の記載があれば、E-mailではなくテキストで連絡することをおすすめします。
Facebookと同様にあした、あさってに内覧ということがザラにあるので近々の予定を空けておくこともおすすめします。
Craigslistは投稿数は多いですが匿名掲示板なのでFacebookと違ってどんな人が投稿しているのかがわかりません。投稿に部屋の写真があるか、家や住んでいる人についての詳しい説明があるかを確認して、なるべく安全そうな物件を選びましょう。内覧の予定を決めたけど相手が男性なのか女性なのかもわからない…なんてこともあります。
内覧に行く際は1人では行かず、必ず2人以上で日中に行くようにしましょう。
びびなび

びびなびはアメリカ各地の日本人向けの大型掲示板です。日本人向けcraigslistと言ったらいいでしょうか。
びびなびにはcraigslistのように各地のルームシェア情報の他、個人売買、求人情報や雑談掲示板まで様々あります。
地域のトップページのメニューバー>「ルームシェア」
でルームシェアの募集を一覧で見ることができます。
craigslist同様に匿名掲示板ですがほとんどの家主が日本人なので安心感がありますよね。日本人と一緒に住みたい!と思っている人にもおすすめです。
ちなみに個人的には、ある程度外国人とのルームシェアを経験したり今後もアメリカに長期で住み続ける場合は、日本人のお家でルームシェアをするのは大いにありだと思います。
日本人のお家というだけできれいなお家は多いし、生活スタイルが日本式なので過ごしやすいです。
気になった物件を見つけたらメッセージを送り、内覧しにいきましょう!こちらも、内覧はお友達と行くなど2人以上で行くようにしてくださいね。
びびなびでのルームシェア探しはあまり注意点はないように思います。比較的1年以上の長期滞在を希望する方が多いですが、すべてではありませんので、ルームシェアを探すのにとってもおすすめです。
airbnb

これはちょっと特殊ですが…airbnbでルームシェア探しもできるのです。
場所と滞在期間を選ぶ>「部屋タイプ」で「個室」「ホテル客室」「シェアルーム」を選択
アメリカにはairbnbのお部屋が大量にあり、かつ好立地で贅沢なお家がとても多いです。
どうしても海沿いに住みたい!など好立地を特に重視する人は利用してみてもいいかもしれません。アメニティもついていますので滞在しやすくもあります。
またairbnbを介してのやりとり・支払いになりますので、今回ご紹介した方法の中ではセキュリティ面、金銭面、トラブル回避の点で最も安全です。
airbnbで滞在先を選ぶ際には「スーパーホスト」のお部屋がおすすめ。車を持っている場合には無料の駐車場があるかなどのチェックも忘れないようにしてください。
注意点としては少々お値段が張ること。とはいえ長期滞在でディスカウントされるお部屋もありますので、ぜひチェックしてみてください。
こだわりをもって探すことで理想の家に住める
自力で理想的なルームシェア探しをすることは簡単なことではありません。
ですが物件を探しているうちに土地に詳しくなったり、アメリカ人の交渉術ややりとりの基礎を学ぶこともできます。言ってしまえばトラブルがおこることで大きな学びになったり、英語力がアップしたりなんてことも。自力で探すからこそ得られるものも大きいと思います。
実際に私もより安い家賃で住むためにルームシェア探しに挑戦、失敗した経験があります。トラブルまみれだったけど、それがあったからこそ今は理想的な家に住めています。
自力でルームシェアを探すことでご自身の予算や希望により近い部屋に住むことができます。挑戦してみたいという人は今回ご紹介した方法をうまく活用して、ぜひ理想的な留学ライフをお過ごしください!