先日、リオープンしたラスベガスに行ってきました。
ラスベガスは新型コロナウイルスのパンデミック後、ホテルが臨時休業しカジノも営業を停止していました。6月からリオープンし、多くのお店が徐々に通常営業へ戻り始めています。
新型コロナウイルスパンデミック前とリオープン直後のラスベガスの違いは、端々まで行き届いたコロナ対策と、その街並みでした。
ラスベガスの大目玉であるカジノも営業を再開しています。しかしカジノならではの問題もありました。
ラスベガスのコロナ対策
リオープンしたラスベガスでは細かいところまで新型コロナウイルスの対策が行き届いていした。特にホテルでの対策が厚いと感じました。具体的には以下のような対策が取られています。
- マスク着用が義務
- マスクの無料配布
- 体温チェック
- コロナ対策アメニティ
- レストランは席の間隔をあけて営業
①マスク着用が義務
リオープンしたラスベガスでは、公共の場でのマスク着用が義務付けられています。公共の場ということはホテル、カジノ、レストランに入る際はもちろん、路上を歩いている際もマスクをしなければなりません。建物の入口にはスタッフが立っており、マスクをしていないと注意され、もし持っていない場合は新品のマスクを配布してくれます。
アメリカ全土で行われているコロナ対策は厳重で、特にマスクに関しては最も重要視されています。アメリカ全土のコロナ対策は日本が見習うべきところがたくさんあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓↓↓
私がラスベガスに行った際カジノ内のスタバでお茶を飲みながら一休みしていると、カジノのスタッフにマスクの着用をお願いされました。「飲み物を飲んでいるからどうすればいい」と尋ねると「飲むときだけ下げてほしい」とのことでした。
またシェイクシャックではレジが店内のため、テイクアウトでもマスク無しでは注文できません。
夏のラスベガスは40℃近くまで気温が上がるのでマスクの着用は少々辛いですが、マスクなしではどこへも入れないのでしっかりと着用しましょう。
②マスクの無料配布
新型コロナウイルスがパンデミックした直後はマスクが手に入らない状況が続きましたが、現在はマスクが簡単に手に入るようになりました。
前述したようにお店に入る際にマスクをしていないと新品のマスクをもらうことができます。またホテルのロビーやエレベーターホールなどいたるところにマスクボックスが設置されています。マスクはご自由にどうぞ、というスタイルになっています。
万が一マスクを忘れたりマスクのストックがなくなっても、無料配布のマスクを使用することができるので安心です。
③体温チェック
ラスベガスの一部のホテルではチェックイン時に体温チェックをされます。私がラスベガスのリオープン後にニューヨーク・ニューヨークホテルに泊まった際には、体温チェックをクリアしてからチェックインカウンターの列に並べるようになっていました。
別のホテルではホテルの入り口にサーモグラフィーが設置されており、ホテルスタッフが入ってくるお客さんをひたすらチェックしていました。
④コロナ対策アメニティ
ニューヨーク・ニューヨークホテルに宿泊すると、部屋に見慣れない袋がおいてありました。

コロナ対策アメニティでした。中には、マスク、ハンドサニタイザー、ペン、缶明け(?)とホテルからの手紙が入っていました。
配布用のマスクを設置したり各部屋にコロナ対策アメニティを置くなど、ラスベガスホテルのホスピタリティ精神を感じました。
⑤レストランは席の間隔をあけて営業
ラスベガスの多くのレストランではテイクアウトの他、店内での食事が再開してます。店内席は数が減らされているか1テーブルずつ空けられており、ソーシャルディスタンスを保っています。
ただしすべてのレストランではまだ店内での食事ができないところもありますので、事前に調べてからお店に行きましょう。
テイクアウトをする際は事前注文をしておくと良いでしょう。アメリカはテイクアウト文化が進んでいることもあり、ほとんどのレストランでHPまたはアプリを通して事前注文&事前支払いが可能です。
カジノは営業している!しかし問題も
ラスベガスのメインスポットであるカジノはリオープン後に通常営業しています。カジノ内の新型コロナウイルスへの対応は以下のようなことが行われています:
- カジノ内はマスク着用が義務
- 台の近くにサニタイザーが設置されている
- 対人ゲームではお客が去るごとに拭き取り
- カジノ内に手洗い場
とくにカジノ内に手洗い場が設置されていたのが印象的でした。
しかしことカジノに関しては人と人が集まる場所ですので、ソーシャルディスタンスは保てられていませんでした。さらにカジノに欠かせないチップの消毒は、そこまで細かくされていないようでした。
ただ全員がマスクをしているのでほとんど安心です。もし気になる方は人が少ない台を選んだり、手袋をしてゲームをしたりといった対策ができると思います。
街はどことなく寂しい
ラスベガスといえばきらびやかな建物とセクシーフッションに身を包んだ人々が見ものの1つです。
ところがリオープンしたラスベガスは以前のような活気はなく、過疎で静かです。週末でも人が少なく、浮浪者がたむろしているのをよく目にしました。
ホテルの人に話を聞くとリオープン前は「誰も人がいなかった」そうです。普段は見ているだけでワクワクするようなエンターテインメントあふれる町並みも、人がいないとどこか寂しく、ゴーストタウンのようにも見えました。


マスクをしっかりしてラスベガスを楽しもう
ナイトクラブや一部のショーは未だに営業停止中ですが、ラスベガスのほとんどは営業を再開しています。
ベラージオホテルの噴水ショーを特等席で見ることもできますし、一部ホテルでは宿泊代が大幅に下がっていたり、駐車場代が無料になっているところもあります。
気になる方はExpediaやHotels.comなどでチェックしてみてください。
新型コロナウイルスのパンデミックはまだまだ収束には程遠いですが、近いうちにラスベガスに行く機会がある方は、マスクをしっかりと着用するなどの感染症対策をしっかりして、思いっきり楽しみましょう。
一日も早くパンデミックが収まって、ナイトクラブやショーが再開し、また活気のあるラスベガスに戻ることを心から祈っています。